日本でも有名なフランス画家の1人、クロード・モネ。
モネに関する美術展は日本各地で開催され、毎回多くの来場者数を記録しています。今年の夏も、『モネ それからの100年』横浜で開催されるようです!
そんなモネの代名詞といえば……『睡蓮』!!
モネが晩年を過ごした家、そして、『睡蓮』を描いた庭があるのが、ジヴェルニーです。パリから電車で約1時間と気軽に日帰り旅行ができてしまうジヴェルニーを紹介します。
モネの家と庭は、1年の中でも、4月1日~11月1日の限定オープンです!この時期にフランス滞在予定の方は足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
1.パリからジヴェルニーへの行き方
パリからジヴェルニーへの行き方を紹介します。ここでポイントですが、バスツアーなどの団体客が増えてくるとゆっくりと見学できない可能性もあるので、ぜひ早起きしてパリを出発することをオススメします!
出発はサン・ラザール駅!
まずは、パリ市内の出発拠点、サン・ラザール駅(Saint-Lazare)へ向かいます。サン・ラザール駅へは、メトロ3番線、12番線、13番線、14番線を使います。サン・ラザール駅に到着したら、SNCF(パリの国鉄)のホームへ。
ヴェルノン駅(Vernon)までの切符を購入します。私は当日に、サン・ラザール駅の窓口で購入しましたが、日程が決まっている際は、SNCFのホームページにて事前購入も可能です。早めの購入でお得な切符も見つかりますよ!
出発時刻、ホーム番号を確認し、ルーアン(Rouen)行きの電車に乗車。いざ出発!サン・ラザール駅から、ヴェルノン駅までは約50分。パリを出発し、車窓からの景色の移り変わりも楽しみのひとつですね!
ヴェルノン駅に到着!
とうとう、ヴェルノン駅に到着。ジヴェルニーまであと一歩です!
ヴェルノン駅からジヴェルニーまではバスを使います。駅前にバス乗り場があります。切符は車内で出発前に購入し、行きの片道のみ、もしくは往復分の購入も可能でした。(大きな紙幣ではなく、小銭を用意していたほうが良いかもしれません。)ジヴェルニーまで、約20分です。
2.ジヴェルニーの見どころ
Maison et Jardin de Monet
なんといっても、第一の見どころは、「モネの家と庭(Maison et Jardin de Monet)」ですね!
ジヴェルニーのバス停に到着したら、モネの家までは、徒歩約10分。看板が出ているので、その通りに進むと到着します。ところどころ花が咲き、フランスの田舎町の雰囲気が溢れていました。
モネの家
モネの家は薄いピンク色の外観で可愛らしいです。家の中の見学も可能です。19世紀中頃の、ヨーロッパにおけるジャポニズムの影響から、モネは浮世絵に魅了されていました。そんなモネの浮世絵コレクションも部屋の壁一面に飾られています。残念ながら、写真はNGでしたので、ぜひ足を運んでください!
モネの庭
モネが自ら設計した庭は、「花の庭園」と「水の庭園」に分けられています。
「花の庭園」には、様々な種類の花々が咲いていて、とてもカラフルです。花によって咲く時期は異なるため、時期によって雰囲気の違いも感じられるでしょう。
そして「水の庭園」には、あの有名な「睡蓮の池」があります。
そしてここにも、日本趣味が垣間見れます。「日本橋(Le pont japonais)」と名付けられた緑色の太鼓橋や、竹林です。
日本から寄付された植物もあり、日本との関わりを感じられました。
開園期間 4月1日~11月1日
開園時間 9:30~18:00
料金 大人6ユーロ、学生4.50ユーロ、12歳未満3.50ユーロ
http://jp.france.fr/ja/information/24377/www.fondation-monet.com
Musée des impressionnismes Giverny
モネの家と庭から徒歩5分ほどのところにあるのが、「ジヴェルニー印象派美術館(Musée des impressionnismes Giverny)」です。モネの作品も展示されています。美術館の庭園も綺麗でした。
ジヴェルニー印象派美術館
閉館期間 2017年11月6日~2018年3月29日
開館時間 10:00~18:00(最終入館 17:30)
料金 大人7,50ユーロ、12~18歳5ユーロ、7~11歳3.50ユーロ、7歳以下無料
Eglise Sainte-Radegonde
こちらは、モネの家から徒歩10分ほどのところにある「聖ラドゴンド教会(Eglise Sainte-Radegonde)」です。モネのお墓もあるそうです。
ジヴェルニーを楽しもう!
1年で夏だけ、期間限定でオープンしているモネの家と庭を見に、パリから1時間のジヴェルニーへ日帰り旅行はいかがでしょうか?