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ニューカレドニア就労ビザの取得方法・期間・費用

約6分
本記事の申請は2018年のものです。随時アップデートしていますが変更箇所も多々あると思いますので、必ずフランス大使館のページを確認してください。また、もし最近ビザ申請をされた方で情報をお持ちの方は、ぜひコメントもしくはメッセージなどで変更点などをご連絡いただけますと幸いです。

海外での留学や就労の際、不安なのがビザ申請。実際にニューカレドニアで就労ビザで働いた経験があるので、その手順を今回はお伝えしていきます。

ニューカレドニアのビザは、日本国籍を持っていて、観光目的で3ヵ月以内の滞在であれば、必要ありません。その他の目的(就労など)での滞在になると、滞在許可証(ビザ)の申請が必要になります。

就労ビザ取得の手順

基本的にはフランスの滞在許可書と手順は一緒ですが、ニューカレドニアでは犯罪歴証明書が必要になるため、その犯罪歴証明書を取るための書類を大使館に出してもらう必要があります。そのため、ニューカレドニアの就労ビザを取得するためには、書類の準備段階から数えるとおよそ1ヵ月~2ヵ月ほどかかります。早めにビザ取得準備を始めるのがおすすめです。

2022年12月現在、ビザの書類はFrance-Visasというサイトで確認することができる仕様になっていました。必ずこちらのサイトで検索して、必要書類を確認してください。

※2023年1月追記:2022年渡航のアシスタントの方によると、France-Visasのサイトは正しくないようで、大使館に問い合わせると必要書類が記載されているPDFを送ってくれるそうなので、それに合わせて手配するのが確実だそうです(なんてこったフランス)。

France-Visas

①必要書類を収集する

ニューカレドニアの就労ビザを取るための書類と、フランスのビザを取るための書類は全く違うので注意が必要です。時間が掛かりそうなものから記述しておきます。

また、書類は必ずコピーと取っておきましょう。要らなそうなものでもあると安全です!

パスポート

パスポートの残存期間が入国予定日から6ヵ月以上のもの。また、顔写真がある見開きページのコピー。

犯罪歴証明書

犯罪歴証明書の未開封オリジナル

※2022年12月時点でFrance-Visasに記載がないのでなくなった可能性あり。要確認

これが少し厄介です。まず、犯罪歴証明書は県の警察署で取得することができます。しかし、犯罪歴証明書の申請には、なぜその書類が必要なのかを記載した大使館発行の書類が必要になります。その書類は郵送のみの発行で、大使館にレターを送る必要があります。

犯罪歴証明のレターに必要な書類
・申請書(ダウンロードはこちら
・返信用封筒:申請者の名前、住所、切手の貼り付け

犯罪歴証明書は、県によって申請の仕方が異なりますが、大体は県警まで実際に足を運び、申請してから1週間後にまた受け取りに行くという流れになります。時間に余裕を持って申請しましょう!

※参考:埼玉県警「犯罪経歴証明書に関する手続について
※犯罪歴証明書は開いたら無効になってしまうので、コピーを取らなくてOKです。

健康診断書

フランス語の法定翻訳が付いた健康診断書のオリジナル1部とコピー

<費用>
健康診断:11,000円
翻訳費用:6,500円(特急料金込み)

近くの病院で健康診断を受けて、その健康診断書を大使館指定の翻訳会社でフランス語に法定翻訳してください。健康診断の項目は、一番ベーシックなものでOKです。私の場合、翻訳はクラス・ド・フランセさんに頼みました。

郵送の時間がもったいなかったので、実際に足で健康診断書を持っていき、翻訳して頂きました。こちらも日数が必要なので、早めに動くこと。

海外旅行保険加入証明書

入国予定日から3ヵ月以上有効な保険の証明書のオリジナル1部とコピー

<費用>
100,000円弱

一応滞在日数マックスで加入しました。こちらはフランス訳していなくても、英語でOKでした。英語の証明を出してくれる会社は多いのですが、必ず事前に可能かどうかを尋ねておきましょう

長期滞在ビザ申請書

長期滞在ビザ申請書オリジナル1部

申請書自体は長期のフランスのものと同じです。記入はちょっと面倒です。このフォームに記入した出国日がビザのスタートする日付になります。書類のダウンロードは、こちら

労働契約書

労働契約書のオリジナル1部とコピー
※制作年月日、雇い主の署名付きのもの

証明写真

パスポート用証明写真1枚
※カラー写真のみ、正面、無帽、白の背景、あごから頭までの寸法が写真全体の70~80%以内、デジタル写真不可、顔がはっきりと大きく出るパスポート用サイズ

②大使館で申請

書類が全部揃ったら、大使館についに申請!申請費用は99€相当の日本円。私の場合は、13,000円ほど費用が掛かりました。

ビザの申請には予約が必要です。ビザ申請予約システムのページをよく読み、きちんと予約してから大使館に行きましょう。窓口の人によっては、かなり冷たい対応をされることがあります(フランスビザを取得した人ならわかりますよね……)が、めげずに頑張ってください。あと、最初に「ニューカレドニアの就労ビザ申請です」と一言添えないと、フランス本国のビザ申請だと思われます。大使館の人もなかなかビザ申請をする人はいないからか、フランスのビザよりも手こずっている印象を受けました(笑)

書類がきちんとそろっていれば、あとはビザが下りるのを待つのみ!時期にもよりますが、3週間~1ヵ月ほどビザが下りるまでに時間が掛かるので、何度もいいますが、必ず余裕を持った申請を行いましょう!

③ビザの受領

2022年12月現在、ビザの受領は郵送のみとなっているそうです。

郵送の場合

氏名・住所を明記し、レターパック510か600円の切手が付いた封筒を一緒に提出。ビザの手続きが終わり次第郵送で送られてきます。追跡ができるのでレターパックの手配を推奨されています。

大使館に直接行く場合 ※2022年12月現在中止

受領時間は月~金の12:30~14:00なので注意。フランス大使館正面受付で受け取ることができます。

その際に、申請証明チケット(QUITTANCE DE FRAIS DE DOSSIER ET RECEPISSE)の原本の提示が必ず必要になりますので、忘れたりなくしたりしないように気を付けてください。

※委任状を用意すれば、第三者の受取も可能

④ニューカレドニア現地の警察署で本申請

③までの手順が済んでしまえば大方のビザ申請は終了します。あとは、ニューカレドニアに到着してから、滞在許可証の本申請をする必要があります。そう、まだこの段階では3ヵ月のビザしかおりないのです。証明写真が数枚と、書類が必要だったと思います。

まとめ

ニューカレドニアのビザ申請は本国のものとは違い、時間もかかりますし戸惑うことも多いかと思います。もし、最新情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントに残して頂ければと思います!

About The Author

Framour代表・編集長SHIZUKU
Framour管理人。2014年~2015年に交換留学生としてパリのグランゼコルでビジネスを1年勉強。2016年にはニューカレドニア現地の高校で日本語の授業のアシスタントとして7ヵ月就労。現在は都内でOL生活。得意分野はwebマーケ・SEO分析・webデザイン・編集/ライティング。
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