フランスの国鉄SNCFが運営する、長距離バス“OUIBUS”。チケットを予約したものの、ちゃんと乗車できるか不安……という方に、乗車方法を紹介します。
今回、パリ、ベルシー駅(Paris Bercy)から約2時間半の、ルマン(Le Mans)行きのバスを予約しました。予約完了と共に、メールに下図のようなe-ticketが添付され送られてきます。
あとは、出発日を待つのみ!と思っていたところ……予約日の1週間前に、出発時刻変更のお知らせメールが届きました。急遽のお知らせでしたので、時間に余裕を持って予約することをおすすめします。
OUIBUS バス停までの行き方
パリ ベルシー駅(Bercy)は、メトロ6番線と14番線です。2番出口を出て、大きな通り沿いすぐにSNCFのベルシー駅があるので、そちらに向かいます。
駅のある建物内を通り過ぎ右の方へ進んで行くと、OUIBUSのバスターミナルが見えて来ます。水色とピンク色の旗が目印です。そちらに、バスがいくつか停車しているので自分のバスを探していきます。
OUIBUSの乗り方
バスの探し方ですが、「〇〇行きは、〇〇番バス」のような案内掲示板を見つけることができませんでした。そのため、それぞれのバス入り口付近に運転手さんが待機しているので、自分の行き先を伝えバスを探しました。
その際、届いたe-ticketを印刷したものか、携帯画面があると運転手さんも行き先を確認しやすいです。バス乗り場の中心に、案内所があったので、そちらで聞くことも可能でしょう。
そして、乗るべきバスが見つかったら、その運転手さんに自分の名前を伝えます。すると、運転手さんが持っているスマホのような機械で、名前を検索し、座席を伝えてくれます。例えば、「D3(デー トロワ)」「A10(アー ディス)」のような形です。
私が乗車したOUIBUSは、行きも帰りも「A(アー)・B(ベー)・D(デー)・E(ウー)」の4列シートでしたので、こちらのアルファベットが分かっていけば問題ないと思います。聞き取れなくても、運転手さんの機械に座席が明記してあるので、見せてもらうと確実でしょう。また、予約メールに「パスポートの確認がある」と書かれていましたが、私が乗車の際は確認はありませんでした。
いざ出発!
出発前に、運転手さんの挨拶がありました。行きも、帰りもとても感じの良い運転手さんでした。
「Bonjour! 運転手の〇〇です。もし車内が暑かったり、寒かったり等、何かあったらいつでも言ってくださいね。それでは良い旅を!そして、Bon apétif!(良いお食事を!)」思わず笑ってしまいました!
挨拶の通り、OUIBUSは車内での飲食可です。また、無料WIFIも通っていますが、残念ながら上手く接続できませんでした。そして、トイレも付いているので安心です。座席も思った程狭くなく、快適に過ごすことができました。
OUIBUSは、列車よりも格安で旅行を楽しむことができるので、時間に余裕のある方にオススメです。ぜひ、フランスに訪れた際はパリのみでなく、少し足を延ばしてみるのはいかがでしょうか?