パリのメトロの切符が、ついに姿を消す時が来た。
1990年以降、パリのメトロでは切符が使われてきたが、2021年を目処に切符が廃止され、完全に電子化されることになった。
パリは世界で10番目に地下鉄の利用が多い都市だが、今までほとんど電子化されてきておらず、紛失したり磁気が弱まり使用できなくなってしまったりと問題があった。
一応Navigoという日本でいう定期券のような、一定期間の支払いと契約が必要なものがICカードとして使われている。それを短期利用の観光客向けにも新しく作り、2021年までに段階的な導入を目指す。
日本を始めとする海外諸国はすでに電子化が進んでおり、やっと動き出した形だ。
もうCarnetやTicket Tがなくなると思うと、少し寂しいような気もしてしまうが、よりパリのメトロが便利になれば観光客にとって嬉しい限りだろう。
新しいNavigoは来年4月と10月に導入予定。
source : Reuters