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【フランス映画】 Demain tout commence / あしたは最高のはじまり

約 4 分

 

数年前に日本で(個人的にフランス映画にしては大旋風を巻き起こしたと感じている)上映された「最高のふたり」。フランス通のあなたなら、きっと見たことがあると思います。

そんな「最高のふたり」で名演し、フランスで今もっとも若手有望株と言っても過言ではない俳優オマール・シー。今回は彼の主演作「あしたは最高のはじまり(Demain tout commence)」をご紹介します!

Demain tout commence

Demain tout commence
「あしたは最高のはじまり」
2017年 / 117分
監督:ユーゴ・ジェラン
出演:オマール・シー, クレマンス・ポエジー, アントワーヌ・ベルトラン 他

 

あらすじ

コートダジュールで気ままな暮らしを楽しむサミュエル(オマール・シー)はヨットの船長。プレイボーイな彼は、パーティーに繰り出しては女の子と一晩の恋を楽しんでいた。ある日突然、ロンドンからやってきたというクリスティン(クレマンス・ポエジー)が彼の前に現れ「あなたの子ども、グロリアよ」と言って、泣きじゃくる赤ん坊を差し出してきた。当然ながらクリスティンのことを覚えているわけもなく、「自分の子ではない」と困惑するサミュエル。そんな困惑する彼とグロリアを残し、クリスティンはタクシーに乗ってサミュエルの前から姿を消してしまう。

赤ん坊を返そうとクリスティンのことを追いかけて、サミュエルはグロリアと共にロンドンへ降り立つ。サミュエルは英語が話せず、財布も無くし途方に暮れていたところをたまたま通りがかったベルニーに助けられる。そこで、ベルニーはサミュエルの才能を見出し、サミュエルはスタントマンとして、そして父としてロンドンでの生活を始める。

そして8年の年月がすぎ、サミュエルはスタントマンとして成功をし、グロリアは成長していた。サミュエルは「母は諜報員として海外で働いている」とグロリアに嘘をついていたが、ある日突然クリスティンが姿を現しーー。

 

「あしたは最高のはじまり」から見るフランスの家族の形

Julien PANIE

最初はオマール・シーの名演もあり、コメディ色も強かったのですが、あまりに結末が衝撃すぎて、驚きました。そっちくるか!?という感じ。

この映画で描かれていたのは、「家族」の形。聞いたこともあるかもしれませんが、フランスは離婚率がとても高く、なんと半数である52%のカップルが離婚しています。日本では、家族と言われると両親と子どもという構成がスタンダードですが、フランスでは片親も珍しくもなんともないし、再婚して連れ子の兄弟たちがいるなんてこともよくあります。

この「あしたは最高のはじまり」では、離婚という形ではなく捨てられて母がいなくなってしまった「家族」が描かれているのですが、その事実を悟られないように嘘をつくサミュエルの姿に思わず感情移入をしてしまいます。加えて、8年も経った後にひょっこりと出てきたクリスティンの言い分にも、かなり驚きました(というか、怒りさえ覚えました……)。こんな母親、さすがにフランスにいないと信じたいです。

Julien PANIE

いきなり自分の子どもだと言われ、わけもわからないまま子育てを始め、彼らが「家族」になっていく過程を見てい流ので、ラストシーンは本当に予想外で泣けます。また、オマール・シーの演技がとてもいいです。サミュエルの優しい嘘がいたるところに散りばめられており、見終わった後にもう一度確認したくなります。

 

最後は涙なしには見られないこちらの「あしたは最高のはじまり」、Amazonプライム会員の方はプライムビデオで無料で視聴できるので、ぜひ見てみてくださいね!

About The Author

Framour代表・編集長SHIZUKU
Framour管理人。2014年~2015年に交換留学生としてパリのグランゼコルでビジネスを1年勉強。2016年にはニューカレドニア現地の高校で日本語の授業のアシスタントとして7ヵ月就労。現在は都内でOL生活。得意分野はwebマーケ・SEO分析・webデザイン・編集/ライティング。
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