メトロのシャトレ(Châtelet)やランビュトー(Rambuteau)駅からすぐのレ・アル地区にあり、ガラスとむき出しのパイプや鉄骨が目立つ建物と言えば、ポンピドゥー・センター!
1977年の開館当時はまだ斬新なデザインだったので、「歴史的な建造物が立ち並ぶパリの美観を損ねる」などとパリ市民からの批判も相当あったようですが、今ではすっかりパリの名所のひとつとなりました。
ポンピドゥー・センターは展覧会の広告がどか〜ん!と目立つので、美術館としての印象が強いですが、実は国立近代美術館としての機能のほか公共情報図書館、映画館、教育活動スペース、レストランなどを有する芸術と文化の複合施設です。
国立近代美術館は、20世紀からコンテンポラリーの美術作品を収蔵、展示しておりヨーロッパ最大規模のため訪れたことのある方も多いと思います。今回はあらためて、ポンピドゥー・センターの美術館以外の利用についてご紹介したいと思います。
①Bibliothèque publique d’information(BPI)公共情報図書館
無料で誰でも利用できるからか、入場まで大抵長蛇の列ができています。美術館と図書館の入口は別で、ポンピドゥー・センターの建物の外側にぐるっと列ができているのが図書館の入場の列です。
館内は、1階から3階まで1万m²の広さ!それでも人であふれていますが、お勉強はもちろん、調べものや図書館見物にいかがでしょう。
混み具合が分かるサイトがあるのでこちらを参照してみてください。
休館日:火曜日 5月1日
開館日:月曜日〜金曜日 12:00〜22:00
土・日曜日(祝日) 11:00〜22:00
②エスカレーターの雰囲気と展望スペースを楽しむ
建物の内部もなかなか凝っていますので、スケルトンのエスカレーターでの移動時もちょっとワクワクします。ただし、酷暑の夏に訪れるとスケルトンのエスカレーターが蒸し風呂のように感じられることも?!
レストランジョルジュのテラスとその横にある展望スペースからも煙突や屋根などパリらしい景色が拝めます。
③レストラン利用 Georges
最上階にある眺めの良いレストラン、ジョルジュ。各テーブルに赤いバラ1輪が飾られています。テラス席と屋内がありますが天気が良ければもちろんテラス席がおすすめです。
このロケーションですし、観光客も多いためか価格設定がやや高めですが、19時まではハンバーガーやサンドイッチなどもありカフェ利用も可能です。
ジョルジュ専用のエレベーターがセンター正面入り口左側にあるので、混んでいる美術館に入らずに、このエレベーターで直接レストランに上がることができます。
まるまる一日、ポンピドゥーセンターで楽しもう!
美術館だけでもかなりの広さなので鑑賞に時間がかかると思いますが、余裕のある時には、美術館以外の利用も知っているとより楽しめると思います!
1階美術館のチケット売り場横のアートショップには素敵なポストカードなどもたくさん!
展望には晴れている方が嬉しいけれど、雨の日には図書館と美術館のはしごでポンピドゥー ・センター内をじっくり味わう過ごし方もいいのでは?!
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