「見たことがあるフランス映画は?」と質問をすると、大抵の人が名前をあげる映画が「アメリ」ではないでしょうか。
「有名だけどフランス映画は苦手で見たことがない……」という方のために、今回は「アメリ」をご紹介します!
Le Fabuleux Destin d’Amélie Poulain
「アメリ」
2001年 / 121分
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:オドレイ・トトゥ, マチュー・カソヴィッツ, ジャメル・ドゥブーズ 他
あらすじ
アメリは神経質な教師のお母さんと、いつも冷たい医者のお父さんの間に生まれた女の子。ある日、父に心臓検査を行ってもらっていた時に、父と接触することがあまりにもないため、鼓動がドキドキと早くなり、それをアメリの父は心臓病だと勘違いしてしまう。そしてアメリは学校へ行かず、家で勉強をすることになる。そしてやがて事故で母も亡くし、人付き合いが苦手で、空想癖のある女の子に育っていく。
成長したアメリは家を出て、モンマルトルのカフェ・デ・ドゥ・ムーランでウェイトレスとして働き始める。同僚に囲まれて普通の日々を送っていたアメリだが、ある日アパートから誰かの子ども時代の宝物が詰まった箱を見つける。それをどうにか持ち主に返したアメリは、誰かを幸せにする喜びを知り、自分がやったとは言わずに、周りにいる人に幸せになるいたずらを仕掛けていく。
そんなアメリにも、一人の青年との出会いが訪れる。証明写真の機械の下に捨てられた写真を収集しているニノという少年で、気になるけれどどう話しかけていいのかわからないアメリ。そんな二人に、とある接点ができーー。
これぞフランス!な色使いとストーリー
フランス国内だけでなく、世界的に大ヒットしたフランス映画「アメリ」。
まず、アメリの映画の魅力は何と言ってもその世界観。
鮮やかなアメリの赤い洋服に生える、緑の色彩。フランスらしい、アコーディオンを用いた音楽。可愛らしいビンテージの衣装。どこを切り取っても、フランスらしさがあふれています。
また、フランス映画はわかりづらいものも多いのですが、アメリはストーリーがフランス映画にしてはわかりやすい印象。日本語のタイトルだと「アメリ」だけなのでわかりづらいかもしれませんが、原題を訳した「アメリ・プーランの素晴らしい運命」というタイトルを頭に入れて見ると、よりわかりやすいと感じます。
アメリの人との距離感や接し方がわからずに戸惑っている姿を見ていると、同感できる部分も多々ありました。でも、少しの勇気を振り絞れば、そんな距離もアメリのようにぴょんと飛び越えられるのかもしれませんね。
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