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パリでスリ・置引きなどの盗難被害を防ぐ!おすすめ対策・準備

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約5分

実はフランスは、ヨーロッパの犯罪が多い都市ランキングで10位以内に2都市もランクインするほど、治安が悪い国でもあります。もちろん場所によって差はあるのですが、首都であるパリや、南部のマルセイユではスリ・置引き・ひったくりなどの盗難は日常茶飯事。

特に日本では滅多にスリなどの盗難被害に遭うことはないため、日本人はパリではいいカモになってしまっています。身近な方にも、フランス旅行中に財布やスマートフォンをすられてしまったという方がいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、パリに1年居住経験があり、1年に1度はフランス旅行に行くほど渡仏しているにも関わらず、一度もスリなどの盗難被害に遭っていない私が気をつけている対策方法・事前準備をご紹介します。

スリ対策

特にメトロやルーブル美術館などの人が多い場所で多発しているスリ。日本では起こり得ないことですが、フランスでは本当に気をつけていないと、フランス人でさえスリに合うことも。以下の対策を紹介するので、万全の備えをして楽しく旅行してください。

1:保険証・免許証などの不要なカードは持ち歩かない

保険証・免許証・ショップカード・診察券など、絶対にこれはフランスで使わないというカードは、全部日本に置いていきます。保険証など持ち歩かないのが心配であれば、コピーや写真データで持っておくと良いです。万が一スリ被害に遭ってしまった時に、これでダメージが減らせるからです。財布ごと海外用のものに変えてしまっても可。

また、クレジットカードも必要最小限にしています。いつも持って行くのは2枚にしていますが、旅行の時に持ち歩くのは1枚のみにするように気をつけています。あくまでもう一枚は無くした時のバックアップ。

2:大金は持ち歩かない・キャッシュレスを活用する

大きな金額は絶対に持ち歩かないこと。フランスでは、ほとんどのお店でクレジットカードが使えるので、お財布の中は20ユーロくらいで、あとは全部カード!という方も少なくないです。これも万が一盗難被害に遭ったときにダメージを軽減できます。

買い物はカードで済ませましょう。カードなら止めればいいし、補償もされるので全額戻ってくるケースがほとんどです。

3:お金の保管場所は分散する

一つのお財布に全財産を入れて持ち歩くのではなく、いくつかに分散させて保管しておきましょう。お財布で持ち運ぶお金と、ホテルの金庫に入れておくお金、バックにいざという時のために入れておくお金など、盗難に遭っても全財産無くなった!となってしまわないように、複数で保管しておきましょう。

4:バッグはチャックが閉まる&蓋があるものを選ぶ

トートバッグやおしゃれなバッグだとチャックではなくボタンで、外から内側が見えたり、手を入れることができたりするものがありますが、それだと狙われる確率が高くなってしまいます。チャックが閉まるもの、蓋があるものを選んで持っていきましょう。

5:バッグ・リュックサックは前で抱える

斜めがけのバッグやリュックサックは、メトロの中や人がたくさんいる場所ではバッグを前で抱えましょう。知らない間に後ろ側に背負っていたバッグのチャックが開けられていた・・・!なんて話もよく聞きます。必ず目が届く側にバッグを持ちましょう。

6:高額なバッグや時計を身につけない

そもそも衣服やバッグで高級品を身につけていると、スリに目をつけられる確率が高くなります。

せっかくのフランス旅行だしおしゃれを楽しみたい、という方もいると思いますので、ブランドバッグや時計などを身につける場合はタクシーなどを利用し、混んでいる公共交通機関は利用しないようにするのが良いです。

7:ポケットには何も入れない

日本だとスマートフォンやお財布をコートやズボンのポケットの中に入れることがしばしばありますが、フランスでそれを行ったら「取ってください!」と宣言しているようなものです。
貴重品は必ずバッグの中に入れて携帯してください。

8:メトロのドア付近に立たない・スマートフォンを触らない

メトロのドア付近で座ってスマートフォンを触っていたら、そのままスリがスマホをひったくって走り去り、ドアが閉まってしまった、というケースがよくあるそうです。ドア付近には立たないようにするのと合わせて、そもそもメトロ内ではスマートフォンをあまり触らないようにしてください。

置引き対策

フランスでは路面店のレストランやカフェに必ずと言っていいほどテラス席があります。パリの風景を見つつランチやディナーを楽しむことができてとても素敵な反面、ちょっと目を離したらバッグやスマートフォンがなくなっていた!なんてこともよくありますので、細心の注意を払いましょう!

1:バッグは床には置かない

日本ではバッグを床の籠に入れて置いたりしますが、フランスのテラス席で同じことをしたら間違いなく置き引きにあうでしょう。バッグは取られたらすぐわかるように、身体に接するように置いておきましょうたとえば椅子と背中の間に挟んで置いたり、膝の上や脚で挟んで置いておくといいと思います。

ブランド品を購入していてショッピングバッグを持っている場合は一度ホテルに置いてくるか、テラスではなく室内の席でご飯を楽しんでもらった方が良いです。買ったものがすぐ盗まれたら嫌だと思うので、気をつけてください。

2:スマートフォン・お財布は机の上には置かない

机の上にスマートフォンやお財布を出しっぱなしにしてご飯を食べることは日本では普通ですが、フランスで同じことをすると少ししたら机の上からあなたのスマートフォンとお財布が消えていることでしょう。

ポケットに入れたり、バッグに入れたりして、机の上には置かないようにしましょう!

海外旅行保険には必ず入ること

万が一盗難被害に遭ってしまった時に備えて、必ず海外旅行保険には加入しておきましょう。クレジットカードに付帯している場合もありますが、遺失物でどれくらいの金額が保険で下りるのかを確認しておきましょう。

保険に入っていれば、無くしたスマートフォンやブランドのお財布の金額分は補償で戻ってきます。

万全の対策をして、フランス旅行を苦い思い出にしないよう、楽しんでください!

 

 

About The Author

Framour代表・編集長SHIZUKU
Framour管理人。2014年~2015年に交換留学生としてパリのグランゼコルでビジネスを1年勉強。2016年にはニューカレドニア現地の高校で日本語の授業のアシスタントとして7ヵ月就労。現在は都内でOL生活。得意分野はwebマーケ・SEO分析・webデザイン・編集/ライティング。
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