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フランス子連れ旅行!授乳・おむつ替え・ベビーカー・おすすめの持ち物

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約7分

フランスに初めて赤ちゃんや子ども連れで旅行するとき、現地で何を持っていけばいいのか、授乳やミルクをあげる場所、おむつ替えはどうするのか、何を買って何を日本から持っていくのかなど、悩むことがたくさんあると思います。

そこでこの記事では、思いつく限りフランスの子育て事情などを実体験に基づき記載してみますので、旅行を検討している方に役立てていただければと思います。

授乳、ミルクについて

授乳はどこでする?授乳室は?

フランスは、授乳やミルク関係は日本よりも他人の目を気にしない風潮があります。授乳はケープなしで電車やレストランでしている人もいます。

授乳室はほとんど存在しませんが、パリではギャラリーラファイエットの子どもフロアにありました。

フランスではミルクのお湯・お水に水道水を使える?

基本的に水道水は硬水でカルキも多いので、ペットボトルのお水を購入している家庭が多いです。日本でも売っているエビアンも多く使われています。赤ちゃんのミルクに使えるお水はパッケージに赤ちゃんの写真が書かれているので、それを見ながら購入してみてください。

外出時のミルクのお湯は頼める?

基本的にレストランやカフェで頼めば入れてもらえますが、結構適当なので水道のお湯を入れることもあるようです。フランスの粉ミルクは水でも溶けるので、水を入れて電子レンジで温めてもらうこともあるそう。

気になるようであれば、水筒にお湯を入れて持っていくのがベター。

粉ミルクを作るときのお湯の温度は?

日本は粉ミルクを作る時には、70度以上のお湯で作ることが常識ですが、フランスでは50度くらいのぬるめのお湯や、水で作ることもあります。実際にミルクの作り方に、ミルクの成分を壊してしまうので40-50度くらいのお湯で作ってねと書いてあるものもあるので、説明書に従いましょう。

フランスの粉ミルクの種類は?

フランスは、缶に入っている粉ミルク、箱に入っている粉ミルク、ほほえみのようなキューブの粉ミルク、ペットボトルの液体ミルクがあります。ただ、どのミルクも日本よりも細かい年齢別に分かれていて、番号がふってあります。1は0-6ヶ月、2は6ヶ月-1歳、3は1歳以降など、メーカーにより異なりますので、必ず確認してから購入しましょう。

また、いくつかの粉ミルクは大豆パウダーが入っており、アレルギー表示が出ていました。大豆アレルギーがある場合は気をつけてください。

ビオの粉ミルクHippは大豆パウダーが入っていませんでした。

ちなみに基本的に日本のように300gの粉ミルクは存在せず、大きな缶しかありません。ほとんどが800gです。中にはもちろん調乳用のスプーンが付いていますが、50mlと100ml用のスプーンが役に立ちました。

出かけるとき缶の液体ミルクはある?

日本のように小さな缶の液体ミルクはほとんど見かけません。あったとしても1歳以降のものなので、外出の際はブロックタイプの粉ミルクや、粉ミルクを小分けにして運べる容器がとても役立ちました。

哺乳瓶の消毒はする?

フランスでは哺乳瓶の消毒はしません。洗うだけで終わりです。また、哺乳瓶を洗うスポンジタイプのものはなく、シリコンタイプのものかプラスチックの繊維状のものが売っています。プラスチックのものを使っていて哺乳瓶の乳首が裂けてしまったので、気になる人は日本から持って行った方がよいと思います。

おむつ・おむつ替えについて

おむつ替えはどこでする?

授乳やミルクと同様、フランスはおむつ替えに関する他の人の目は気にしないことが多いです。レストランやカフェ、デパートにはおむつ替えスペースがトイレにあることも多いです。

ショッピングモールのベビールーム、椅子はない

ない場合はおしっこだけであれば座席で替えたり、ベビーカーの上で替えたりします。ただレストランやカフェでうんちの場合はどこで替えていいか聞いてください。

上記はレストランにあったおむつ替えスペースの写真です。ただこのように綺麗な場合はレアなので、下に引くおむつ替えシートを持っていくと良いです。

おむつ・おしりふきはどこで買える?

おむつもおしりふきも日本と同様に大きなスーパーや薬局で購入が可能です。フランス語だとランジェットで、英語表記でベビーワイプと書かれていることも。

日本で買えるおむつだと、パンパースはフランスにもあります。おしりふきも同様です。おむつはパンツタイプも少ないですがあります。日本と違うのは30枚以下のミニパックもたまに売っています。とても便利です。

離乳食について

フランスの離乳食はどんなもの?

フランスは、日本より離乳食がスタートするのが早く、4ヶ月から始めます。野菜から始めるのが一般的で、タンパク質は豆や白身魚から始め、6ヶ月ごろからササミなどの脂が少ないお肉を食べ始めるそうです。

離乳食はどこで買える?種類は?

petit pot (プティポ) と呼ばれる瓶詰めの離乳食がスーパーで売っています。そのまま電子レンジで温めることができてとても便利でした。

離乳食初期は4-6ヶ月のものが該当するのですが、野菜とお水だけのペーストです。ペーストにしにくい野菜はじゃがいもが混ざっています。赤ちゃんの離乳食はビオの野菜のものが多いです。

6ヶ月以降のものはお肉が入っているものや添加物が入っているものもあるので注意が必要です。

日本と比べて種類が豊富で、なかなか手作りしづらいブロッコリーやさやいんげんなどもあったので、たくさん活用しました。ただ量は多いです。保存は冷蔵庫で、開封後24時間または48時間以内に食べきってねというものが多かったので、説明書を読むようにしてください。

移動手段について

飛行機は朝便?夜便?

夜便だと寝てくれるので楽だと聞きますが、私の場合は家の近くから出る空港直行のバスが朝しかなかったので、飛行機も朝便で行きました。そのため空港までの移動は非常にスムーズでした。

ただ機内では数時間単位で寝ることはなかったので、2人以上大人がいないと大変だと思います。

バシネット席は予約したほうがいい?

まずキャリアによってバシネットが使える年齢と体重が異なるので、そこを確認してみてください。エールフランスは10.5kgまででした。

結果として、あんまりバシネットを活用できませんでした。シートベルトサインが付くと抱き上げなければいけないので、なかなか使うことができず。あと高さもちょっと高くて、そもそもバシネットに乗せづらいということもありました。深夜便の方が活用できると思います。

ベビーカーは機内持ち込み?預け荷物?

Yo-yoなどの小さく折りたためるタイプのベビーカーであれば、機内まで持ち込めます。ギリギリまでベビーカーが使えたのはとても助かりました。ただ小さく畳まない場合は預け荷物として持って行き、空港ではベビーカーの貸し出しを利用するのがいいと思います。

パリのメトロやRERにエレベーターはある?

パリのメトロにはあまりエレベーターがありません。エスカレーターもないかあっても動いていないこともあるので、ベビーカー移動の際は階段を覚悟したほうがいいです。

シャルル・ド・ゴール空港やパリディズニーのあるRER B線はほとんどエレベーターがあり、ベビーカーや車椅子用の改札もありました。TGVなどの高速鉄道の駅にもエレベーターはありましたが、中には壊れていて使えないことも。

エレベーターがある駅を探すことはできる?

Ils de France mobilitéのサイトで検索が可能です。

フランス旅行にマストハブな赤ちゃんグッズ

  • 哺乳瓶
  • 水筒
  • 哺乳瓶用のスポンジ
  • 粉ミルクを小分けにできる容器 : 離乳食も作れるので重宝しました!
  • 離乳食・お米フレーク : 最近はお米のフレークもあるらしいですが、持っていくのがベター
  • 離乳食用スプーン
  • 紙エプロン
  • おむつ替えシート
  • 洋服・肌着
  • ティッシュ・ハンカチ
  • いろんなサイズのジップロック
  • おもちゃ

フランス子連れ旅を楽しんで!

小さい子どもと長時間のフライトに加えて、慣れない海外での生活は大変です。ひとりやカップルでの旅とは異なり、制限もたくさんあります。でも、それ以上に素晴らしいフランス滞在の思い出が作れるでしょう。子どもと一緒だと一度行ったことがある場所だとしても新鮮に見え、新たな発見があります。

準備と情報収集をしっかりおこなって、素晴らしい旅にしてください!

About The Author

Framour代表・編集長SHIZUKU
Framour管理人。2014年~2015年に交換留学生としてパリのグランゼコルでビジネスを1年勉強。2016年にはニューカレドニア現地の高校で日本語の授業のアシスタントとして7ヵ月就労。現在は都内でOL生活。得意分野はwebマーケ・SEO分析・webデザイン・編集/ライティング。
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