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【フランス映画】Le magasin des suicides / スーサイド・ショップ

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約3分

 

日本の偉大な映画監督の一人といえば、もちろん宮崎駿監督!アニメ映画ですが、子どもだけではなく大人にも絶大な人気があります。そんなわけで、今回はフランスのアニメ映画「Le magasin des suicides(スーサイド・ショップ)」をご紹介します!

 

Le magasin des suicides

スーサイド・ショップ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

Le magasin des suicides
「スーサイド・ショップ」
2012年 / 79分
監督:パトリス・ルコント
出演:ケイシー・モッテ・クライン、イザベル・スパッド、ベルナール・アラヌ 他

 

あらすじ

舞台は自殺者が後を絶たない、絶望に覆われた未来の世界。そんな世界で自殺用品専門店を営むテュヴァッシュ一家の父・ミシマ、母・ルークリース、長女・マリリン、長男ヴァンサンは、毎日に絶望感を感じそれぞれが自殺願望を持ちながらも、代々次いでいる自殺用品専門店を後世に残そうと日々生きていた。

そんなテュヴァッシュ一家に生まれたのは、家族と正反対で明るく天真爛漫な笑顔を見せる次男・アラン。アランが成長するにつれて、家族もどんどん変化していって、ついにアランは一大計画を実行するーー。

 

原作はジャン・トゥーレの小説「ようこそ、自殺用品店へ」

最初は「あれ、これティム・バートン?」と思うほど世界観が似ていました。絶望感に溢れる灰色の世界。顔にシワをよせ、まぶたは垂れ、血色がよくない人々。首吊り用の縄やきらびやかな毒など、自殺用品に溢れる店内。ブラックな世界観が好きな人は満足できると思います。

そんな世界観に対して、新しく家族に加わるアランの明るさは見ていると安心する存在です。生まれた時からニコニコしていて、そんな存在が家族の中にいなかったので、家族は最初は戸惑います。でも、だんだんとアランの優しさに触れて、家族も変わっていきます。

実は、家族の名前は実際に自殺した歴史上の偉人の名前をもじっているそう。旦那さんの「ミシマ」という名前に聞き覚えがありますよね。そう、日本の有名な小説家・三島由紀夫のことでしょう。

原作はジャン・トゥーレの「ようこそ、自殺用品店へ」という小説です。アニメ版は「え、そんな展開……!?」という感じだったので、小説の方も読んでみたいと思います。

ようこそ、自殺用品専門店へ

Amazonプライム会員の方はプライムビデオで無料で視聴できるので、ぜひ見てみてくださいね!

About The Author

Framour代表・編集長SHIZUKU
Framour管理人。2014年~2015年に交換留学生としてパリのグランゼコルでビジネスを1年勉強。2016年にはニューカレドニア現地の高校で日本語の授業のアシスタントとして7ヵ月就労。現在は都内でOL生活。得意分野はwebマーケ・SEO分析・webデザイン・編集/ライティング。
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