ビザや結婚の際の必要書類を大使館に提出するときに、たびたび必要になるのがアポスティーユ。フランスでも、ビザ申請やCCAMを依頼する際の申請書類にアポスティーユ付きのものを求められることが多々あります。
本記事では、アポスティーユの申請方法・費用などをまとめてご紹介します。
アポスティーユとは?
アポスティーユとは、自治体などが発行する書類を正式な書類として認める証明のために、外務省で発行するものとなります。
例えば、戸籍謄本を取得した際に、そのままだと公文書として認められないのですが、アポスティーユを付与してもらうことにより、フランスでも公文書として利用することができるようになります。
アポスティーユが申請できる書類
アポスティーユを付与できる公文書(日本の公的機関が発行した書類など)には、いくつか条件があります。
- 発行日が記載されている(発行日から3か月以内のもの)
- 発行期間(発行者名)が記載されている
- 個人印や署名ではなく、公印が押されていること
取得費用
無料です。
取得までにかかる時間
書類に不備がない場合は、受領日を含めて4開庁日で返送してもらうことができます。大体1週間後くらいを考えておけば良さそうです。
アポスティーユ申請の流れ
アポスティーユの書類・申請書類を準備→外務省に郵送(一部窓口も可)で提出→準備ができ次第郵送で返却
1:書類の準備
- アポスティーユが必要な公文書(発行日より3か月以内の原本)
- アポスティーユ申請書(記載例)
- 返送先を記入した封筒・レターパック(追跡があるのでレターパック推奨)
- <代理人による申請の場合>委任状
- <窓口での申請の場合>顔写真付き身分証明書(運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど)
2:外務省への申請
郵送か窓口持ち込みかで通常は選ぶことができますが、感染症対策のため郵送での手続きを推奨・お願いしているそうです。
今は東京窓口は緊急の案件(国内死亡事案の各種証明書など)のみ窓口で受け付けています。大阪は窓口での受付も可能です。
2-1:郵送での申請 送付先
東京
〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1 外務省南庁舎1階
外務省 領事局領事サービスセンター 証明班
大阪
〒540-0008 大阪府大阪市中央区大手前4-1-76 大阪合同庁舎第4号館4階
外務省 大阪分室証明班
2-2:窓口での申請
東京のみ、電話予約(03-3580-3311)が必要です。窓口で交付が必要だと判断された場合に予約日を相談します。
大阪は予約の必要はありません。営業時間内(10:00~12:15、13:15~15:00)にそのまま書類を持参し窓口へ向かいましょう。
3:書類の返送
窓口申請でも、アポスティーユ付きの書類の返送は原則郵送となります。申請の際に提出したレターパックで差し戻ってきます。レターパックは提出の前に番号を控えておきましょう!
お役立ちリンク
アポスティーユに関する詳細に関しては、下記外務相のページを参考にしてください。