フランス旅行で絶対に食べたいものと言われれば、ワインとチーズと答える方も多くいるのではないでしょうか。フランスでは一般家庭の食卓にも必ずチーズが出てきます。その種類もかなり豊富で、人によってこのタイプのチーズが好き!という趣向を持っています(もちろん、フランス人の中にもチーズが苦手な方もいます)。
日本で入手できるチーズは限られているし、フランスにはかなーり多くの種類のチーズが取り揃えてあるので、フランス旅行の際にどのチーズを頼んだらいいのかわからない・・・という方がほとんどだと思います。
ということで、今回は現地で簡単に手に入り、一度は食べてみてほしいおすすめのチーズをご紹介したいと思います!
チーズが手に入る場所
フランスでは、チーズは普通のスーパーでも豊富に取り扱っていますし、フロマジュリー(Fromagerie)というチーズ専門店でも購入することができます。普通のスーパーだと切り分けられていることが多いですが、フロマジュリーだとグラム売りをしていて、切り分けられる前の大きいチーズが置いてあることもあります。

チーズの価格
日本だとフランス産のカマンベールを一つ買うだけでも1000円以上かかることもありますが、フランスではチーズは驚くほど安いです。カマンベール一つで2€弱で手に入ることも。地方の希少なチーズや熟成年数が長いチーズはその分金額も高くなります。
チーズの食べ方
メインの後に出てくるチーズは、バゲットにチーズをつけて食べることがほとんどです。ラクレットやタルティフレットなどチーズ料理はもちろん、サラダなどに入れることもあります。
フランス人に人気なチーズ
フランス旅行に来た際にぜひ食べてみてほしい、フランス人にも人気なチーズをご紹介!
1:Le Camembert(カマンベール)
フランスで一番人気と言っても過言ではないチーズこそ、Le Camembert(カマンベール)です。どんなに売り場面積が小さなスーパーにも必ず置いてあり、大きなところだとかなりの種類が取り揃えてあります。一番身近なチーズであり、クセもなくミルキーで食べやすいチーズです。
2:Le Comté(コンテ)
フランスのジュラという地方周辺で作られているハードチーズです。熟成期間が少ないものは、くさみも少なくさっぱりした味で、とても食べやすいです。熟成期間が長くなるほど、味も濃くなり、においも強くなります。食べ比べをしても楽しいかもしれません。ジュラの名産であるヴァン・ジョンヌ(vin jaune:黄色ワイン)とよく合うそうです。
3:L’Emmental(エメンタルチーズ)
よく漫画やアニメなどで描かれる、穴の空いたタイプのチーズがこのL’Emmental(エメンタルチーズ)で、スイスで作られているチーズです。フランスでもよく食べられており、細かく削ってグラタンやキッシュ・サラダにかけて食べたり、チーズフォンデュにして楽しんだりとさまざまな形式で使用されます。
3:Le Roquefort(ロックフォール)
青カビで熟成させたブルーチーズ、Le Roquefort(ロックフォール)は、フランスのブルーチーズの代表格とも言えるチーズです。羊のミルクで作られており、クリーミーなのですがかなり塩味が効いていてクセの強いチーズです。好き嫌いが別れるチーズかもしれませんが、ブルーチーズを試すならロックフォールがおすすめ!
4:Le Reblochon(ルブロション)

サヴォワで作られているLe Reblochon(ルブロション)はセミハードタイプのチーズです。タルティフレットという、グラタンのような料理にも使われています。こちらもクセが強くなく食べやすい味です。
5:Le Brie(ブリー)
日本の海外系スーパーでもカマンベールと並んでいるのをよく見かけるようになったLe Brie(ブリー)。ブリー・ド・モーと呼ばれているブリーチーズは、フランスでは知らない人はいないほど有名です。カマンベールとほぼ同じ見た目なのですが、産地や大きさが異なります。
6:La Raclette(ラクレット)
フランスの冬の定番といえば、ラクレットチーズを使ったRacletteですね。元々スイスやサヴォワ地方発祥の料理で、チーズを熱したものを、生ハムやじゃがいもに削って垂らして食べます。冬では定番のチーズです。今では日本でも徐々にラクレットチーズを取り扱うレストランを見かけることも。
7:Le neufchâtel(ヌーシャテル)

Le neufchâtel(ヌーシャテル)はノルマンディー地方のチーズで、ハート型でかわいい形で有名です。カマンベールと同じく、牛乳から作られる白カビチーズで、カマンベールよりもやや塩味が効いた味わいです。ハート以外の形もあります。
8:La Bûchette de Chèvre(ブッシェット ド シェーブル)

ヤギの乳を使ったチーズもフランスには色々とあるのですが、この写真のようにBûchetteと呼ばれる小さな丸太のような形をしているものをBûchette de Chèvreと呼びます。ソフトタイプのチーズで、さっぱりとしていてヤギの生乳ならではの酸味があるのが特徴です。少しクセのある匂いと味わいなので、こちらのチーズも好き嫌いが分かれるかもしれません。
フランス旅行でチーズに挑戦してみよう!
レストランで注文するのもよいですが、パンをブランジェリーで買い、チーズをスーパーやチーズ屋さんで買って自分たちで好みのチーズを見つけてみても楽しいと思います。
ご紹介した以外にも、フランスにはかなりの数のチーズが存在しますので、ぜひ自分の好きなチーズを見つけてみてくださいね!