フランスの西側、4つの県から成り立つブルターニュ地方。
その一つイル・エ・ヴィレーヌ県にあるブルターニュの中心都市レンヌは、パリから世界遺産モンサンミッシェル観光で移動する際の観光起点として良く利用されています。
今回は、せっかくブルターニュの地に降り立つのなら是非とも立寄って欲しいレンヌを含むイル・エ・ヴィレーヌ県の見所をご紹介!
パリからTGVで片道1時間半! ブルターニュの玄関口レンヌ
レンヌはブルターニュで、大きな大学が点在することから学生都市と呼ばれています。フランス各地から多くの学生が集まっており、レンヌの街は賑わいをみせています。
バカンス時期には学生たちが帰省するので、観光客は静かに見て周ることが出来るうって付けの観光地でもあります!
街中には木組みの家や大聖堂、美術館に博物館、緑溢れる大規模な公園もあります。
また、訪れたのなら食べなきゃ損!レンヌ市内にはブルターニュの名物料理ガレット専門店が軒を連ねます。
なんといってもおすすめなのが、毎週土曜日に開催されるフランスで2番目に大きいマルシェ(朝市)!!
野菜、果物、肉、魚貝はもちろん、様々なジャンルの屋台もあり、目も胃袋も満たされる事間違いなしです。
海賊と共に生き抜いた街!サン・マロ
サン・マロはイギリス海峡に面した海辺の街。 旧市街をぐるり取り囲んだ城壁は圧巻の見応えで、第二次大戦中に使用された大砲の跡なども残されています。
夏には地元やフランス各地、周辺諸国より多くの海水浴客が訪れ、エメラルドに輝く海を楽しんでいます。
また、引き潮時には城壁から見えるグラン・べ島やプチ・べ島の砦にも足を運ぶ事が出来ます。 波の穏やかな日は船でのクルージングもでき、海側から城壁を眺める事も可能です。
なんといってもランス川河口とサン・マロ湾の海流が入り混じったこの地域の魚介類は格別の美味しさ!近郊にあるフランス随一の牡蠣の養殖地カンカルで採れる大ぶりの牡蠣を海を眺めながら食す事が出来るのも大きな魅力の一つと言えるでしょう。
そして城壁内には、世界の星付きレストランシェフたち御用達! 頑なに伝統製法にこだわって作る発酵バター職人ジャン・イヴ・ボルディエさんの本店があります。 店内ではバターを木べらで成型する様子が見られたり、バターについてのミニ博物館、厳選されたチーズやパテ、フレッシュヨーグルトなども購入する事が可能です。(日曜午後、月曜休)
ガイドに載っていない魚村!サンシュリアック
フランス国内、そして近隣諸国の人々にジワジワと人気を集めだしているこのサンシュアリック。 なんとフランスで最も美しい村100選の一つに選ばれているんです!遊歩道をのんびり散歩するもよし、4〜6キロ程のハイキングコースを楽しむもよし。 サンドウィッチ片手に有意義な時間を過ごす事が出来るでしょう。村の海辺のレストランは人気が高くいつも予約でいっぱいなので事前予約がおすすめです!
お堀に囲まれた砦がド迫力!フージェール
ここフージェールの街に着くと早々に出迎えてくれるのは、中世から時が止まったままの城壁跡。(フージェール観光局HP)外堀は高低差があり、上まで登りきった後の景色は見応えあり! 城壁の内部は博物館になっており、当時の歴史を知ることが出来ます。
城壁を堪能した後は、市街地にある大きな3つの教会を巡りながら石畳の街並みを散歩してみるのも良いでしょう。
秋にはLes Riches Heure de Fougère(レ・リッシュ・ウール・ドゥ・フージェール)と呼ばれる中世時代のお祭りを再現するお祭りが開かれ、街の人々が中世の衣装を見にまとい出迎えてくれます。
当時の生活を忠実に再現し実演なども行われるほか、昔の技術の良さを取り入れた工芸品も購入することが出来ます。 中でも中世の戦闘の様子を再現した催しものは大人も子供も楽しめ毎年大盛況です。
ブルターニュの観光地間の移動方法は?
一日の本数に限りはありますが、各地にはバスや鉄道が走っています。その他にもレンタカーを利用してみる方法があります。1日で周りきることは考えず、現地に溶け込む気持ちで数日を目安にポイントを絞って移動計画を立てましょう!
また、全て一人で行動する事に不安がある方は筆者を含む現地在住の日本人コーディネーターさんにピンポイントに車で案内してもらうのも一つ手段としてオススメです。
あとがき
いかがでしたか? 意外にも知られていなかった魅力満載のブルターニュ!!
残る3県【コートダモール県】【モルビアン県】【フィニステール県】のオススメはまた近々ご紹介いたします。
ブルターニュ旅行するなら暑すぎず寒すぎずで日も長ーくなる4月から10月の旅行がとってもおすすめです!!