フランスの冬の一大イベントといえば……そう、クリスマス!
フランス語だとノエル(Noël)と言います。ノエルはフランスで一番の市場効果があるイベントで、冬になるとノエルに向けて街はデコレーションされ、デパートなどのショーウインドウも可愛く飾られます。
今回の記事では、フランスのクリスマス・ノエルの過ごし方やパリの観光の見所を詳しくご紹介!
フランスのクリスマスの過ごし方
そもそも、クリスマスはキリスト教のイベントですが、日本と同じようにフランスも宗教色は薄く(家庭がどの宗教かにもよりますが)、季節のイベントの一つとして行われています。
日本だとクリスマスは恋人と一緒に過ごすイベントという認識が強いですが、フランスではむしろ家族と一緒に過ごすイベントです。対して、大晦日は友達とわいわいホームパーティーをして年越しをするというのがフランス流。日本とはクリスマスと大晦日が逆というイメージです!
プレゼント交換
やっぱりクリスマスのメインイベントといえばこれ!プレゼント交換ではないでしょうか。
日本だとサンタさんから子どもへプレゼントが贈られることがほとんどですが、家族で交換することもあります。
私が経験したフランスのクリスマスパーティーで、海外の映画のように大きなクリスマスツリーの下にプレゼントがたくさん積まれていた時はとてもびっくりしました!!!笑
クリスマスの料理
フランスでクリスマスのディナーに食べるものといえば、やっぱりフォアグラ!パンデピス(Pain d’epice)にフォアグラを塗って、イチジクのジャムで食べるのがとっても美味しかったです!
この写真、レストランで食べた訳ではなく……なんとお手製。たまげました。そしてめちゃくちゃ美味しかったです。フランスのクリスマス、本当に大好きです!
この他にも、カキをはじめとするシーフードを食べることが多いです。フランスのカキは大ぶりで、生で食べてもとっても美味しい(ちなみに一度も当たったことはありません)!
パリのクリスマスの見所
この時期にフランスを観光する方に気をつけて欲しいのは、クリスマスはどのお店もおやすみだということ!本当にどこもおやすみです。年末年始以上におやすみです。
どこか旅行をしよう!と思っても観光地ですら閉まっていることが大半なので、必ず事前に調べてから行きましょう!
クリスマスマーケット
パリだけでなく、フランス各地でクリスマスマーケット(marché de Noël)が開かれます。
クリスマスマーケットはクリスマスの準備をするために買い出しをする場所。ツリーのオーナメントやちょっと珍しいプレゼント、加えて子どもが遊べるミニ遊園地があったり、クリスマスならではのチュロスやホットワインなどが楽しめたりもします。
パリで一番有名なのはシャンゼリゼ通りのクリスマスマーケットですが、去年から開催されていません。ただ、今年はルーブル美術館の隣にあるチュイルリー公園で行われているそうです!
ギャラリーラファイエット
クリスマスになると、ギャラリーラファイエットに巨大なクリスマスツリーが現れます。写真は2017年のもの。毎年コンセプトがあり、ショーも行われます。
外にあるディスプレイもクリスマス仕様で可愛くなっています。ギャラリーラファイエットがある通りには他にもデパートがあるので、そちらのショーウインドウも見てみるとクリスマスのパリの思い出になると思います!!
教会
写真はパリのノートルダム大聖堂です。
クリスマスはキリスト教の行事なので、教会は特別なデコレーションが施されます。キリストの生誕を模型にしたものが飾られていたり、ツリーがあったりするので、いつもとは違う雰囲気を楽しむことができます。
クリスマスが終わると……
豆知識として、クリスマスが終わると公園にクリスマスツリーのゴミ捨て場が現れます。フランスでは切った木をツリーとして使い、ワンシーズンで捨てるということも多くあるのです。
また、クリスマスのあとは売れ残ったフォアグラやチョコレートがかなり安く手に入ります!スーパーでプロモが行われており、リンツのチョコの大箱が半額で手に入りました。クリスマスのあとまで旅行で滞在する方は、ギリギリまで待ったほうがお得に買えるかもしれません!
個人的にクリスマスの時期のフランスが寒いですが一番大好き!
ぜひ、フランスのクリスマスを楽しんでくださいね!!