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フランスの国民的スポーツ ペタンクをご紹介!

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約4分

 

フランスで盛んなスポーツというとサッカーやラグビーなどが挙げられます!

ですが、なんといっても忘れてはいけないのは、高齢者から子どもまで皆が出来るフランスの国民的スポーツ、ペタンク!

ちなみにどれくらい国民的かをまとめてみると以下のような感じ。

  • マイボールの所持率が高い
  • ペタンクのコートが住宅街でも必ず1か所くらいはある
  • ペタンクの試合のテレビ中継がある

このくらいフランスに根付いているスポーツなんです!

そこで今日はペタンクの遊び方についてご紹介します。

 

ペタンクの歴史

ペタンク(pétanque)は、1907年頃(1910年とも言われています。)にマルセイユに近いシオタで考案されたフランス発祥の球技です。

名称はプロヴァンスの方言「ピエ・タンケ(両足を揃えて)」に由来するそうです。

道具

ボール(ブール):直径7.05~8cm、重さ650~800g。材質はステンレス鋼や鋼鉄などの金属製の球

ビュット(目標球):直径30mm(±1mm)。材質は木製または合成物質。着色は自由

メジャー:2mくらいのもの・10mくらいのもの・20mくらいのものを用意する

得点板:得点を掲示するもの。

ゲーム形式

トリプルス(トリプレット triplette):3人対3人で各自2球のボールを投げる

ダブルス(ドゥブレット doublette):2人対2人で各自3球のボールを投げる

シングルス(テタテット tete a tete):1人対1人で各自3球のボールを投げる

ゲーム方法

基本的な遊び方は、テラン(コート)上に描いたサークルを基点として木製のビュット(目標球)めがけて金属製のボールを投げ、得点を競う。
因みに最初のサークルはコイントスかじゃんけんで決まった先攻チームがかきます。

双方が全ての持ちボールを投げ終わり、得点を確認するまでをメーヌと呼ぶ。13点先取するまでメーヌを繰り返す。

1投目

  1. 先攻は足元に基点となるサークル(35cmから50cm)を描き、その中に立ってビュットを投げる
  2. 目標球ビュットが有効範囲(サークルから6m以上10m以下)に納まった場合、先攻は第1投目のボールを投げる

2投目以降

1.後攻は先攻の1球目のボールよりもビュットに近くなるまでボールを投げ続ける。(投げ方はソフトボールのように下から投げます。)
ビュットの近くに投げた時、投げ手は先攻に変わる。お互いの持ちボールがなくなるまで、これを繰り返す

  • 作戦として自分のボールを相手のボールにぶつけて相手のボールをビュットから遠ざけたり、味方のボールにぶつけてビュットに近づける事ができる。
  • 他にも、ボールをビュットにぶつけてビュットの位置を有効範囲内なら意図的にずらすこともできる。

2.片方が持ちボールを全て投げ終わり、もう片方に持ちボールが残っていれば、そのチームは残った持ちボールを全て投げメーヌを終了させる。

得点方法

  1. 双方が持ちボールを全て投げ終えたら得点を数える(メーヌの終了)
  2. 得点はビュットに一番近いボールを投げた側が得る。ビュットから一番近い負けた側のボールより内側にある得点した側のボールの個数が点数になる
  3. 次のメーヌでは、前のメーヌで点を取ったチームが先攻となる。前のメーヌ終了時のビュットの位置を中心に新たなサークルを描き、再びビュットを投げて次のメーヌを開始する
  4. メーヌを繰り返し、どちらかのチームが13点を先取した時点でゲーム終了となる

まとめ

いかがでしたか?遊び方が意外と簡単なペタンクに少し興味が湧いたでしょうか。

今回、紹介した遊び方は正式な方法ですが、友人や家族で遊ぶ場合は投球の順番がローテーション式だったり、対戦人数6人以上でも遊んだりと適宜やりやすいように変えているようです。

この記事でペタンクに興味を持たれた方は是非、挑戦してみてください!

About The Author

ライターhayasiko
気が付いたらフランス滞在歴3年目。最初の年はパリのゾーン5でお舅さんと同居。2年目は親戚の多いAgenという舎町で時々、バイトしつつ猫2匹と夫と生活しています。
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