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フランス旅行、出発前&帰国前のPCR検査と陰性証明などの準備まとめ

約9分

長い長いコロナ禍を経て、やっと入国の条件も段階的に緩和され、海外旅行に比較的行きやすくなってきました。ただ、まだまだ出国・入国の際にはワクチンの証明書や陰性証明などの準備が必要です。特にこの書類がないと入国ができない!というものもありますので、もし直近でフランスへ旅行をする予定がある場合には、タイムリーに情報収集を行うようにしましょう。

今回は、2022年5月末現在のフランス入国・出国のために必要なものや手続きをまとめてお伝えします。

状況は常に変わりますので、必ず最新の情報を外務省や大使館のHPをチェックしてから、旅行の計画を立てるようにしてください。

ワクチン接種の定義

フランスへの入国と日本への入国では、ワクチンを接種済みの場合と未接種の場合では対応が大きく異なります。現時点で海外旅行を計画している場合は、ワクチンを接種していた方がはるかに手続きは楽で簡素になっています。ただ、ワクチンを接種していない場合でも、しっかりと手続きを行えばフランスへの渡航は可能です。
ワクチンを接種しているとみなされる定義は、以下の通りです。日本はファイザー、モデルナが主流だと思いますので、それらを2回接種し7日経っていれば、ワクチン接種済みのフローで渡航が可能です。1回ではワクチン接種済みとはみなされませんので、気をつけてください。
  • ヤンセンワクチンを1回接種後28日経過
  • ヨーロッパ医薬品庁(EMA)により承認されたその他のワクチン(ファイザー/コミナティ、モデルナ、アストラゼネカ/バキスゼブリア/コビシールド)を2回接種後7日経過
  • 世界保健機関(WHO)により承認され、EMAにより未承認のワクチンを必要な回数接種した方は、EMAにより承認されたmRNAワクチンを1回追加接種後7日経過

在日フランス大使館「フランスへの渡航者に対する防疫措置」

フランス出発前の準備

基本的に、フランスへの入国は旅行者でも条件を満たせば入国が可能です。ワクチンを未接種の場合でも、空港での到着後の検査と待機は必要ありません。

1:欧州デジタル式旅客位置情報フォーム(dPLF)への登録

準備にかかる時間:15分

コロナの濃厚接触者の追跡のために、フランスに入国予定がある方は欧州デジタル式旅客位置情報フォーム(dPLF)への登録が必要です。日本語での案内もあるのでサラッとできると思います。登録したことがない方は、メールアドレスがあれば新規登録が可能です。そこから、英語でフォームを埋めていきます。

とりあえず先に登録してみましたが、あまり話題に上がっていないのを見ると、この登録は万が一忘れていても大丈夫なのかも。ただ準備することに越したことはないとは思います。

緊急連絡先の記入や、滞在先の記入のフォームもあったので、ホテルなどが決まってからの記入の方が良さそうです。フランス旅行の際には、dPLFから送られてくるPDFの電子版もしくは紙で印刷したものを携帯することが必要とのことでした。

欧州デジタル式旅客位置情報フォーム(dPLF)

2:(ワクチン接種済みの場合)ワクチン接種証明の取得

準備にかかる時間: 5分(電子の場合)/約2週間(紙の場合)

マイナンバーカードを持っている場合は、アプリを用いて自分の手元で発行することができ、はるかにワクチン接種証明が楽です。持っていない場合は紙の申請となり、自治体により異なりますが約2週間ほどかかりますので注意してください。ワクチン接種証明はフランス旅行中は必ずしもマストではないのですが、取得しておくと日本帰国時の検査が免除になり、隔離期間も無くなりますので、取得して行った方が良いでしょう。

新型コロナウイルス感染症 予防接種証明書(接種証明書)について

電子申請

必要なもの

  • マイナンバーカード(暗証番号入力あり)
  • パスポート

申請は本当に簡単で、マイナンバーカードの暗証番号を入力し、マイナンバーカードをスマートフォンに近づけてスキャン。すると情報が読み込まれ、ワクチンの接種履歴も出てきます。パスポートの写真を撮ったら、すぐに発行が可能です。

本当に早くて驚きました。初めてマイナンバーカードを作ったメリットに出会いました。

紙申請

必要なもの

  • 申請書
  • パスポート(旅券番号が確認できるページ)の写し
  • 接種券番号のわかるもの(接種券のうち「予診のみ」部分等)の写し
  • 接種済証または接種記録書の写し
  • 本人確認書類の写し

申請の際に必要になるものは、紙申請の場合は自治体によって少し異なりますので、必ずお住まいの市区町村のサイトで詳細を確認するようにしてください。

上記は一例ですが、このように申請書類の準備にも時間がかかる場合があるので、紙申請を予定している方は事前準備を忘れないようにしましょう。

 

3:(ワクチン未接種の場合)陰性証明の取得

準備にかかる(結果がわかるまでの)時間:1日〜3日

ワクチンを打っていない場合は、出発前72時間以内に実施したPCR検査、出発前48時間以内に実施した抗原検査の陰性証明が必要です。現在、海外旅行の用途だと費用がかかりますので、お近くのPCR検査を実施している病院に詳しくはお問い合わせしてみてください。

 

日本入国前・入国後の準備

日本に入国する場合、2022年5月末現在、どの国からの入国でもフライト出発前に72時間以内に受けたPCRの陰性証明が必要です。この証明に関しても、今後の政府の方針で不要になることもありますので、厚生労働省のサイトをこまめに確認するようにしましょう。

1:フライト72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書

準備にかかる(結果がわかるまでの)時間:1日〜3日

フォーマットは日本政府が指定しているもの(日本語・英語フランス語)のみが有効となります。このフォーマットがなくて飛行機に乗れなかったという方もいるので、忘れないように事前に印刷をして、PCR検査を行う機関に予め提出し、記入してもらいましょう。

検査証明書の提出について

認められている検査

  • 核酸増幅検査(real time RT-PCR法)
  • 核酸増幅検査(LAMP法)
  • 核酸増幅検査(TMA法)
  • 核酸増幅検査(TRC法)
  • 核酸増幅検査(Smart Amp法)
  • 核酸増幅検査(NEAR法)
  • 次世代シーケンス法
  • 抗原定量検査 (CLEIA /ECLEIA)

フランス国内の薬局等で行っている抗原定性検査はNGなので気をつけてください

トランジットがある場合

シャルル・ド・ゴール→どこかの空港でトランジット→成田、のようなスケジュールで帰る場合は、中継地点の空港で外に出ない限りはフランス出発前の72時間以内で陰性証明を取得すればOKです。空港外に出てしまうと、中継の空港でもPCR検査が必要になってしまいますので注意が必要です。その他にも注意事項は以下のPDFにまとまっているので、不安がある場合はチェックしておきましょう。

検査証明書について

検査場所の探し方とおすすめの方法

基本的に、大都市なら日曜日でも検査ができる医院があります。Doctolibというアプリ・サイトを用いて利用が可能なので、なるべく事前予約をしてから病院やラボへ向かった方が良さそうです。ただフランス語のみの記載なので、フランス語が話せないと難しい場合があります。その際に、日本のフォーマットで記入してもらうことを絶対に忘れないようにしてください。

空港でのPCR検査

シャルル・ド・ゴール空港とオルリー空港では、空港内でPCR検査が可能です。また、検査結果も特急便で1時間〜4時間で結果が出ます。ただし料金は通常の検査料金50ユーロ+特急料金20ユーロで70ユーロと少し割高です。

また、直前にPCRを受けることになるので、空港に早く行かなければならない(サイトは予約時間の3時間前にはくるように指示)のと、万が一検査結果が出なかった際のダメージがかなり大きなものになります。予約をしていない場合はもっと待たなければいけないとのことなので、確実に予約をしてから空港に向かうようにしてください。

場所: ターミナル2E
営業時間:(平日)7:00-17:30/(週末)7:00-18:30

詳細ページ(英語) シャルル・ド・ゴール空港 予約はこちら(フランス語)

病院でのPCR検査

在フランス日本大使館が「厚生労働省が定めるフォーマットに基づく新型コロナウイルス検査証明書を取得できる検査機関リスト」を出しています。主要都市で日本のフォーマットに記載してくれるところをピックアップされているようですが、大抵のクリニックでも簡単な書類なので記入してくれるそうです。ただ何があるかわからないフランス、一応印刷したフォーマットは数部持って行った方が良さそうです。

見たところ、クリニックは日曜日はお休みのところが多そうなので、そこにも注意が必要です。

ラボでのPCR検査

街中にあるラボ(検査場)や駅などにあるラボでもPCR検査が可能です。検索と予約はDoctolib上で可能で、日曜日でもPCR検査を行っているところもちらほらとありました。

大体料金は50ユーロほど。1〜48時間で結果が届くところが多いようで、24時間で結果が必ず出る特急のものもあるそうです(ただ料金は空港同様割高になります)。

ここも同じように、日本のフォーマットを書いてもらうのを忘れないようにしましょう。

Doctolibはこちら

2:(ワクチン未接種の場合)入国の際の検査と自宅待機

外務省「国際的な人の往来再開に向けた措置について」

2022年5月末現在、入国の際の検査が緩和され、上記の枠組みに変わります。どの区分になるかは後日発表とのことなのですが、黄色もしくは青の区分であれば、ワクチンを3回接種していれば特に待機は必要ありません(現在も同様、ワクチン未接種の場合は自宅待機ありの黄色の区分と同様)。おそらく黄色もしくは青にカテゴライズされるのではないかと思います。ワクチンを未接種の場合には、入国時の検査が必要で、なおかつ自宅で3日〜7日間の待機が必要です。

<2022/5/27追記>

フランスは青のカテゴリになりました(詳細はこちら)。入国時の陰性証明は必要ですが、空港での検査はワクチン接種の有無に関わらずなしになります。

もし入国時の検査がある場合は、事前登録しておけばファストトラックが適用され(空港により実施有無が異なりますので、詳細はサイトをチェック)、早く空港を出ることができるそうです。

ファストトラックについて

3:(ワクチン未接種の場合)誓約書の提出

自宅待機期間がある場合は、誓約書(日本語)の提出が必要になります。この誓約書に書かれている内容を守らなかった場合は、サイトに氏名が公開されますのでご注意を。

 

準備をしっかり行い、楽しんで帰ってこよう!

コロナ前のフランス旅行とは違い、行って帰ってくるだけでも準備しなければいけないものがたくさんありますが、これらをクリアできれば不可能ではないです。また、今後も段階的に水際対策は緩和されていくと思いますので、もう少し待ってから行く、というのもありだと思います。

今の時期に渡航を予定している方は、準備をしっかりと行い、気をつけて行動して帰ってきましょう。

About The Author

Framour代表・編集長SHIZUKU
Framour管理人。2014年~2015年に交換留学生としてパリのグランゼコルでビジネスを1年勉強。2016年にはニューカレドニア現地の高校で日本語の授業のアシスタントとして7ヵ月就労。現在は都内でOL生活。得意分野はwebマーケ・SEO分析・webデザイン・編集/ライティング。
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