フランスではあまり「動物」のイメージはないかもしれませんが、実は南フランスのアルルにある自然保護区・カマルグ湿原にあるLe Parc Ornithologique du pont de Gau(パーク・オルニトロジック・デュ・ポン・ド・ゴー)は主に渡り鳥のフラミンゴやサギの保護をしている自然公園です。
1月に観光をしてきたので、レポートいたします!
Le Parc Ornithologique du pont de Gau
Ornithologiqueはなかなか日常生活で使うことがない単語ですが、「鳥類学」という意味があります。その名の通り、(ほぼ)野生のフラミンゴをはじめとする渡り鳥がいたり、ビーバーなども見ることもできます。
驚きなのは、その距離です。日本のように、柵があるわけではないので、本当にすぐ目の前でフラミンゴを見ることができますし、大空を飛ぶ野生のフラミンゴを見ることもできます。その光景はとても感動的で、日本では見ることができないので、かなり貴重な経験だと感じましたし、とても美しかったです。
訪問の注意点
①訪問時間
この公園は、とてーも広いです。閉園時間の1時間以上前に行かないと、十分にまわることができない可能性があります。
写真にある、1-10までの観察ポイントを廻るコースが2,6kmあり、1時間と少しかかりました。11-16は4,3kmともっと長くなっているので、両方をまわりたい方は4時間くらいみておいたほうがいいのではないかと思います。
私は1-10しか歩いていないのですが、フラミンゴを十分に観察することができ、ビーバーにもたくさん会えたので大満足でした!
②服装
夏場になると虫が発生するので、露出の少ない服で行ったほうが良いです。また、雨のあとは道がぬかるみますし、そもそも自然のままの道を歩く必要があるので、ハイヒールではなくスニーカーのほうがいいです。
見ることができる動物たち
パーク・オルニトロジックで観察できる動物たちを、少しだけ紹介!
フラミンゴ
このパーク・オルニトロジックにいるフラミンゴは、フランス語でFlamant roseという種類で、日本語ではオオフラミンゴやヨーロッパフラミンゴと呼ばれています。渡り鳥のイメージがありますが、このカマルグでは一年中見ることができます。しかも、数匹ではなく、かなりの数の群れです。
ちょうど1月は繁殖期で、色もピンクが濃く出ていてとても綺麗でした。子どものフラミンゴもいました。春・夏は色がもっと薄くなっているそうです。
ちなみに、写真のように一本脚で立っているフラミンゴはあまり見かけませんでしたよ!
ビーバー
フランス語でCastorと呼ばれること動物は、日本語だとビーバーに当たります。
日本だとなかなか動物園や水族館であっても出会うことのない動物ですが、この公園にはとてもたくさんいます。泳いでいるビーバーもいれば、普通に草むらから出てくることも。
サギ
コサギやヘラサギなどをはじめとする色々な種類のサギが、パーク・オルニトロジックに集まります。
季節によって湿地にいる種類が異なるので、比較してみても面白いかもしれませんね!
アクセス
休み:12/25
営業時間:4月,9月 9:00-18:00/5月-8月 9:00-19:00/10月-3月 10:00-18:00
※閉園時間は日の入りの時間
料金:大人7.5€/子ども(4-12) 5€